インプレッション他
中国の307テストレポート![]()
出展:太平洋汽車網 2007年4月24日 (訳:管理人)
クリスマスの時に話題になった車、シルバーメタリックのオートマチック、プジョー307
の距離計が今日の午後に1000キロになった。平均50キロ/日、市内では通勤に使い、
その平均時速は22キロ、平均燃費は12.2L/100km(8.2km/L)とリーズナブルな結果
である。
すでに多くに方からレポートされているので、自分のインプレッションだけを総括すること
にしよう。読者の皆さんからの御指摘を望む。
1.動力性能について
307の2Lエンジンがとても具合が良いことは疑うまでもなく、ただオーナーは給油
を忘れないようにするだけでよく、いつでも背中を強烈に押し付けられる感触を味わうこ
とができる。まだエンジンを3500rpm以上に廻す機会が無いのでもちろんなのだが、3000
rpmを超えた時の車速の伸びと力、それにアクセルにまだ余裕がある感覚からも、307が
3500rpm以上の領域で見せる加速力を想像できる。瞬間燃費は20リットル/100km
(5km/L)以上に悪くなるのだが、全体的な燃費への影響は小さいので、安全な場所で
ぜひ一度体験することをオススメしたい。
2.オートマチックの変速ショックについて
この問題はオドメータが500キロを超えてすぐにうんざりさせられた。ただしすぐれた
コンピュータ制御が私の運転の癖を学習し、私もアクセルコントロールに慣れてきた現在
では、西郊外のすいた道路でも、市内でもこのような感覚はもう無くなった。その秘訣は
こうである。
1速で2000rpmまではゆっくりとアクセルをあける。そこで少し緩めると2速に変速し
2500rpmまで加速する。またそこで少し緩めると3速に変速し3000rpmまで加速し、
そこで緩めると4速に変速する。このようにアクセルコントロールすることにより、うっとおし
いショックがしなくなった。もちろん回転数もまたオーナーの癖とコンピュータの学習に
よって多少変化するが、誰でもそのうちに体得できる。現在では思うがままにアクセル
コントロールすることができるようになったので、とても気分良く運転できるのだ。
3.オーディオについて
元々の音ははっきり言って悪い。思い切って総入れ替えすることにした。そして3000元
かけてアルパイン9846(CD/CD-R/MP3/FM/AM/45w×4)、莱福(Fanaticx)の
ツィータ、4つのドアにアルパイン170(17cm/2Way)を埋め込み、それから予備スペース
にJVCの10cmウーファーを入れて2方向に効かせるようにした。4つのドアにデッドニングを
施したおかげでとてもよくなった。マニアの要求にはほど遠いが、一般人にとっては完全に
満足できるものである。
4.燃費について
言うまでもなく、2Lオートマチックモデルはほぼ12L/100km(8.3km/L)をキープして
くれるので満足している。私の前の車であるビュイック賽欧(セイル、上海GMが販売
オペルコルサと同型)1.6Lが10L/100km(10.0km/L)であったことを知ればわかって
もらえるだろう。
5.コントロール性について
私があれこれ言うのはやめておこう。307には数多くの優れた点があるので、私を失望
させるようなことは一切無い。混雑した車の流れの中でも自由自在、水を得た魚の如く
である。カーブや追い越し時であってもとても安心感がある。ただ一つ心配なのはブレーキ
がよく効くことで、いつも追突されないか心配になる。大げさかもしれないが注意が必要だ。
それとセンターコンソールの取り付けには注意が必要だ。ネットショッピングでコンソール
ボックスを買って取り付けたが、確かに右手は少なからず快適になったが、取り付け作業
が面倒だ。穴明け加工が必要で、ためらいを感じた。そのうえ取り付けた後は、大きな力
をかけると壊れそうで心配だ。まず十分に確認してから買うことをオススメする。
それから流行のフィルムは割高でオススメしない。私が貼ったのはKalia膜というフィルム
で1台分800元(約1万3千円)でずいぶんと気に入っている。
(2007年5月27日 追加)
走行インプレッション
【田舎道】
・70〜90キロあたりがアクセルの反応も、乗り心地もちょうど良いので、山間部の2車線化された国道や
郊外の田舎道が一番この車に合っていると思う。ちょうどオープンにして気持ちいい速度でもある。
・ATのシフトプログラムが変と思ったが、どうやら考え方の違いらしい。
シフトアップ時のショックはほとんど無いが、思った回転数でシフトアップせず、中途半端に高い回転数
で走らされてしまうことがある。これは緩い登り坂で起こるが、確かにシフトアップした後の回転数が
登り坂にしては少し低くなる。平地や下り坂では、2000回転を少し超えた所でシフトアップする。
これはATが坂道(負荷)の変化まで含めて判断しているということ。
・もう一つATで違和感があるとすれば、加速の途中で、アクセルを緩めたら、他車の多くはここでシフト
アップしてしまうが、プジョーはギアをキープするのでそのまま減速し、それに合わせてシフトダウンする。
シフトアップしたかったら、アクセルをそのまま踏み続けるしか無い。それでも中途半端な状態が続いて
イヤな場合は・・・・ティプトロで自分でシフトダウンするしか無い。そういう時に積極的に使えということ
なのだろう。
・ステアリングのフィールは絶品。太めのハンドルと重めのパワステのセッティングがちょうど良い。
残念ながらCCに乗った後、XSに乗ったときに一番差を感じるのがここ。ちょっと軽くて細いステアリング
が頼りなく思えてしまう。見た目以上にCC用のハンドルはお勧め。
【市街地】
・発進後すぐの加速はトロいと感じる。これも慣れてくると、最初だけアクセルを多めに開けて、
途中からじわっと開けるようになれば、思ったような加速を得られる。そうなれば、1、2速のギア比
が高い分、40〜70キロあたりの伸びが良く、気持ちいい。
・評判の悪い減速時の自動シフトダウンだが、確かにショックは大きめ。アクセル操作をじわっとやれば
目立たなくなる。CC用のシフトプログラムではずいぶんを改善されたようなので、ハッチバックユーザが
訴えるのよりはショックが小さいのだろう。CCやSWは車重が重いことがここでは良い方向に作用して
いると思われる。
・耐渋滞性能は文句なし。外気温40℃の都内の渋滞の中、エアコンの効き、エンジンの水温・油温
共に問題無かった。
【高速道路】
・巡航速度を110〜130キロにしたくなるようなギア比。前に乗ってたギャランでは100を超えたら
急に燃費が悪くなったが、そんなことは無い。80〜100キロなら何もおこならいかのような感触。
・追い越し時の加速(80→110)は楽。そのままアクセルに反応する。
・中央道の緩い下り坂(岡谷→小牧)を走ると、燃費は15〜16Km/Lぐらいまで伸びる。
逆方向に走ると、11〜12Km/Lまでしか伸びない。
・登坂車線のような登り勾配の時は、少しパワー的につらい。4速のままだと回転数がだらだらと
下がってくる。ここで多少アクセルを踏み込んだぐらいではATがシフトダウンしない。70〜80キロ
まで下がって、ようやくシフトダウンする。ここはティプトロを操作して自分で3速に落とす必要がある。
・シート、静粛性のいずれも長距離走行に支障は無い。家族4人乗車で一日600Kmを走っても
疲れがあまり残らない。前車のボンゴとは大きな違い。
【峠道】
・登坂車線があるような直線の急勾配では、パワー不足と感じる。4速からはアクセルを踏み込んでも
加速しないので、エンジン回転数が落ちてきたと思ったら自分でシフトダウンする必要あり。
2000ccの普通の車並には走ってくれる。こんな条件でぐいぐい加速するのは200馬力以上の
ターボ車ぐらい。こんな時だけは見た目はスポーツカー風でも走りは乗用車。
・登り坂が長い時は、水温の上昇に注意。もともとプジョーは水温計の針が動く方だが、
100℃を超える時もあり、ヒヤヒヤします。上り坂ではあまり前車にくっつかない方がいい。
※真夏の軽井沢のR146で、水温110℃。油温140℃まで上がった。
・くねくねとした登り坂では、意外にパワー不足と感じない。1〜3速ならば適切なギアを保って
回転を2000〜3000ぐらいに保ってくれるので、アクセルに素直に反応する。これは走りやすい。
・小さなカーブが続く峠では、Aピラーがちょっと邪魔。対向車が見えにくい場合がある。
・下り坂では、評判の悪いATが真価を発揮する。下り坂でもDレンジのままで、時々フットブレーキを
使うぐらいで走れてしまう。4000回転以上に回転を上がった時など、簡単にシフトアップもしない。
どうやら、自動的にスポーツモードに切り替わっている様子。峠を下り終えて平地になってしばらくしたら
シフトプログラムが元に戻っていた。
・下り坂のカーブでは速度に注意が必要。特にオープンの時は、車が軽くなったように思えるので、
車重が1.5トンもあるのを忘れてしまう。思っていたよりも早くタイヤが音を上げようとするので
それでわかるが。307のハッチバックはコーナー限界が高いので、基本的にはCCも足はついて
くるが重量はいかんともしがたい。
(2004年8月22日 記)
| 307XSと307CCの比較 | 我が家のXSとCCの比較です。たぶんどちらも初回輸入分。 | |
| 307CCここが○ここが× | 307との比較ではなく、絶対的にどうかという観点で。 | |
| 307シリーズ価格表 | フランス本国でのグレード&価格リスト。(407追加) | |